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SNSマーケティングの基礎と重要性 ~デジタル時代に不可欠なビジネス戦略~
現代社会において、SNSは私たちの日常に欠かせないツールとなっています。2024年現在、世界中で約50億人がSNSを利用※しており、この数字は今後も増加する見込みです。個人の情報収集や交流手段としてだけでなく、企業が消費者とつながる重要なチャネルとしても大きな役割を果たしています。今回は、SNSマーケティングの基礎知識と、その重要性について解説します。
※総務省, 第7節 ICTサービス及びコンテンツ・アプリケーションサービス市場の動向, 令和5年版 情報通信白書, 2022
SNSマーケティングとは何か?
流行りのSNSで商品を広めたい、まずはユーザーに自社を知ってもらいたい、認知度向上にSNSを活かしたい、個人事業主様から大手企業の販促担当者であれば、誰でも一度は考える手法です。
SNSマーケティングとは、Facebook、Instagram、X、TikTokなどのSNSプラットフォームを活用し、商品のプロモーションやブランド認知を高めるマーケティング手法です。一方的に送りつけるチラシや野外広告とは違い、誰もが交流することのできるSNSでは顧客と双方向的なコミュニケーションをとれることが最大の特徴と言えます。IT技術が普及し、誰もがいつでも手元からSNSを通じて繋がることが出来る現代、SNSはマーケティングにおいて効果的な手段の一つとして知られています。
誰もが見ている、双方向にコミュニケーションをとることが出来る、これら活用したマーケティングのメリットをご紹介します。
SNSマーケティングの3つのメリット
1. 精度の高いターゲティング
SNSを使った広告では、利用者の年齢、性別、地域、興味関心など、ユーザーのパーソナルデータを参照した高い精度のターゲティングが可能です。
テレビCMやチラシといった不特定多数へ向けた情報発信は、拡散力こそあれどターゲットを絞りこむことが難しく、広告の効果が薄い人へ向けた費用も発生します。
SNS広告では、高精度のターゲティングで発信したい顧客層を絞り込んだ発信ができ、より高い費用対効果を見込むことができます。
例えば、地元のカフェがFacebook広告を利用して「半径5km以内の20代女性」に限定した広告を出す、など距離や地域、性別や年齢などの様々な属性からターゲットを絞り込むことが可能です。
2. 低コストで高い効果
SNSは中小企業・個人事業主様でも十分に活用でき、投稿やアカウント作成は無料で行えるため、すぐにでも始めることが出来ます。ただ、「意図的にバズって売れる」なかなか難しい、、、
多くの場合は広告の利用を検討しますが、この広告にこそ高いコスパの理由があります。
メリット1でも上げた通り、精度の高いターゲティングを利用することで少額かつ小規模の人数をターゲットに広告を配信することでコスパ向上を実現することが出来る可能性が上がります。
3. データに基づく改善が可能
SNSでは、インプレッションやエンゲージメント、クリック数など様々な指標でデータが蓄積しています。
各SNSには、対応したSNS解析ツールが提供されており、自身で確認したり広告代理店にデータのレポーティングを依頼するなどで正確な分析が可能です。
KGI(Key Goal Indicator:最終目標の達成度合い)をどこに設定するかにもよりますが、かなり具体的な数値データを元に定期的に成果を確認、改善しながら運用することができます。
主要SNSプラットフォームの特徴
SNSといっても、業界や年齢層によって利用したいツールは分かれます。それぞれの特長を理解し、適切なツールを活用したSNS運用を実施しましょう。
- 特徴: 視覚的なコンテンツが得意。写真や動画を活用したプロモーションに最適。
- 主な利用者層: 20~30代の若年層、特に女性が多い。
Twitter(X)
- 特徴: リアルタイム性が高く、時事ネタや速報性のある情報の拡散に強い。
- 主な利用者層: 幅広い年齢層、トピックに応じたユーザー層が集まりやすい。
- 特徴: 地域密着型ビジネスや中高年層向けのプロモーションに有効。
- 主な利用者層: 30代以上が多く、特に30~40代の利用が活発。
TikTok
- 特徴: ショート動画で高いエンゲージメントを得やすい。ユーモアや創造性を重視したコンテンツが人気。
- 主な利用者層: 10~20代が中心。
運用するSNSによって、大きくターゲットと目的が異なります。下記のグラフをご覧ください。

Glossom株式会社 2022年9月 スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2022
利用者こそ最も多いLINEですが、利用時間自体は他SNSと比較するとそこまで高くありません。多くの年齢層に行き届いていますが、その目的はほぼ連絡手段としてのみであることが予想されます。
その一方で連絡手段としてではなく、情報収集手段として、不特定多数との交流を目的としている X, Instagramでは1日平均25分~30分程度の利用時間があることがわかります。これは、特定の個人と連絡をやり取りするだけの LINE と違い、情報を集めようとしている時間の長い X、Instagram を主な運用ツールとして利用する価値がある、とも考えられます。
このように、利用目的とそれぞれのSNSの特長を正確に理解し展開したい市場、ターゲットと照らし合わせて運用するSNSツールを選択することが重要です。
SNS運用代行
SNSマーケティングは、低コストで高い効果を得られる非常に優れたマーケティング手法です。うまく活用することで、ブランド認知の向上、消費者との関係構築、売上アップが期待できます。
ただ、その反面炎上のリスクや、プラットフォームごとの特徴やターゲット層に応じた戦略が必要です。インハウスによる運用では手が回らないことが多かったり、競合他社のやっているコンテンツ制作スピードに対応できず埋もれてしまうなどの課題が存在します。
アプライドのSNS運用代行では、取材・撮影・投稿まですべて一貫してご依頼いただけます。
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